8日目 施術者と感覚・ソマティクス(ヴィパッサナー瞑想体験記)

経絡 ヴィパッサナー瞑想

8日目になり、さまざまな気づきがありました。

じっ~と座っているのですが、身体の中はダイナミックに動いている感覚があったり

 

身体の中で、いろいろなところがビクビクしたり、勝手に動いたりということがありました。

(一見変な感じですが、実はロルフィングをしている時、クライアントさんにもよく起こることです。無意識に身体を動かすことで調整されている感じかと思います。)

このように集中できる時間もあるのですが、

「あと数日で家に帰れる!」ということで、再び妄想がぐるぐる~という時期でもありました。

さて、これまでの瞑想で 「困ったこと」 がありました。

頭のてっぺんから、全身のあらゆるところに感覚を動かしていくのですが・・・

もちろんスムーズに行くわけではなく、感覚がわかりにくいところも出てきます。

そんな時に私は 

 

「 解剖学図 ・ 骨格模型 ・ 経絡図 」

 

などが頭に浮かんでしまうのです。

↓こんなの

経絡

それの何が問題??

自分の身体を他者のものとして、感覚とは違うものを生み出してしまっているのです。

ロルフィングを受けに来られる方でも、

身体のことを勉強している施術者さん(理学療法士、作業療法士、鍼灸師、整体師、セラピスト、トレーナーの方)によく見られることです。

身体のことを勉強してないという人でも、

「整体の先生に腰が歪んでいると言われたし、傾いてます」

「検診で背骨が歪んでるっていわれたので、歪んでいます」

「○○と診断を受けたので、○○が・・・」などなど

自分を客観的に捉えて(三人称)、本当の感覚ではなく別の情報にすり替えてしまっています。

 

 

大切なのは、自分がどう感じるか?

そのように、自分を主観的に捉える(一人称)ことをソマティクスといいます。

三人称で捉えた場合は、「一部だけを切り取ったもの、止まった時間、西洋近代医学の身体観」といえます。

一人称で捉えた場合は、「心身全体で捉えるもの、一秒一秒刻々と変化し続けているもの」といえます。

たった今をどう感じるか?

このソマティクスを探究するものとして、ヴィパッサナー瞑想もそうですし、ロルフィング、フェルデンクライスメソッド、アレクサンダーテクニーク、操体法などがあります。

私もロルフィングを受けるまで、自分を感じるということがよくわかっていませんでした。

セッションいただいたロルファーに施術中、

「今どんな感じがしますか?」と聞かれて、

「どんな感じって言われても・・・」

でも、わからなくても

ただただ自分の身体を感じてみる。

身体が服や空気に触れている感じを感じたり、

ちょっとしたきっかけで「こういうことか!!」と感じられることがあります。

さらに細かいところ、より深いところまで観察できたりします。

感覚は使えば使うほど、どんどん変化していきます。

ロルフィングではこういったことを、とても大事にしています。

 

いかに自分本来の感覚を探究できるか。

ヴィパッサナー瞑想を通して、改めて気づかされました。

あなたは今、自分のことをどのように感じていますか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました