はじめの3日間は
『呼吸にのみ意識を集中する』 ということをします。
自然な息の流れをあるがままに・・・
コントロールせず・・・
言葉もイメージも付け加えることなく・・・
単純に、息が入ったり出たりすることをただ感じるだけです。
感覚という今の現実に、反応せずただ気づくだけ。
気持ちの上では、まだスタートしたばかり
なので、自分のペースを掴もうと思い挑みました。
座り方もきちんとし場所、身体を整えればきっと大丈夫。
座布団を調整し、坐骨の少し前で座り、骨盤、背骨も安定かつ自由な位置をみつける。
「できた!! これで大丈夫!! 」
数分後・・・
「イタタ!! 」
頭で理解できる楽な姿勢・・・そんなものを打ち砕く長時間の瞑想。
呼吸を感じていても・・・
「今日のお昼ご飯は何かな?」
「子供は何しているかな?」
「帰ったら仕事は・・・」
と頭はいろいろなことでいっぱい。
イカンイカンとまた呼吸を感じる。
それでもまた、
「古い友人の顔が浮かんできたり」
「クライアントさんの顔が出てきたり・・・」
「大自然の映像が出てきたり・・・」とか
自分の中からいろんな思いがどんどん溢れてくる。
起きながら夢をみているような状態。
それに疲れ、眠さが襲ってくる。
痛い、辛い、しんどい、妄想、空想、夢想・・・
頭の中は、過去や未来へ行ったり来たり・・・
ぐるぐる~
皆さんも、ただ呼吸を感じるということを10分でも試してみてください。
ただ呼吸を感じる・・・
いかがでしたか?
5分もしてられないことなかったですか?
携帯電話が気になったり、明日のことを考えたり・・・
私はというと・・・
さらに時間の経過とともに、自分の忘れていた過去の痛みが呼び覚まされ、身体のあちこちが痛い。
過去に閉じ込めていた感情。
後悔、懺悔、悲しみ、悔しさ・・・溢れるようにでてきました。
辛い・・・。
閉じ込めるためにかためていた表面がはがされ、
隠していた本当の自分をみせつけられているような感覚です。
ロルフィングを受けているのと同じ感じです。
ロルフィングのセッションでも、自分を知ることで、さまざまな感情や感覚が出てくることがあります。
瞑想では、物事をありのままにみる。
自分のことを知る。
座ることが、なぜこんなにつらいのだろう。
ただ呼吸を感じることが、なぜ難しいのだろう。
実は
この、全てを打ち砕かれることにも意味があり、大切なプロセスだったのです。
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