お仕事をする・バウンダリー モンテッソーリ教育⑫

モンテッソーリ教育 └ モンテッソーリ教育

園ではどのように過ごすのかというと

1日のタイムテーブルに沿いさまざまなことを行います。

内容は、先生から「これをしなさい」というわけではなく

秩序がありながらも、自分が興味のあることを自主的に行います。

(先生が子供の「やりたい」を引き出すようにうまく環境を整えてくれています。)

教具を選び、やってみたり

歌を歌ったり、

身体を動かしたり、

 

 と   を順番に組み合せて行っています。

(子供は動のあとには、自ら静を選ぶそうです。)

それらはただ教具を使う、歌う、運動するというだけでなく

その準備やお片付けも含めてさまざまなことを学びます。

お弁当を食べる時も、机・椅子を運ぶところから、机を拭いたり、洗い物まで一人でするそうです。

そういったこともあり、

それら子供の活動を

 

「お仕事」 と呼びます。

子供を尊重しているステキな表現だと思います。

園の活動はお仕事。

ということもあり「時間」を学ぶために、登園時間もきちんと守ります(当然ですが・・・)

他の園と違うのは

早く到着した時、たとえ先生の準備ができていたとしても

開始の時間まできちんと外で待ちます。雨の日も、寒い日も・・・

はじめの頃は、「準備できているんだし、そこまでしなくても・・・」と思うこともありましたが

これも子供が時間の概念を学ぶ大切な作業なんですね。

先生は、どんなときも子供のことを優先に考える。

モンテッソーリ教育を理解していない親からは、冷たい、神経質・・・と勘違いされることも多いとおっしゃっ

ていました。(ということもあり、親も、モンテっ子の親になっていく為、お勉強会や宿題もありました。)

表面の優しさだけではない

 

秩序を守ること、厳しさも、とても深い優しさなのですね。

 

本当の教育者はこうあるべきだなと思いました。

ロルフィング という身体教育をしている私は、園の先生から学ぶことがたくさんありました。

先生と生徒の関係性

親と子供の関係性

プラクティショナーとクライアントとの関係性

今の世の中、この関係性が変わってきているように感じます。

「いつでも楽しく友達のような関係」

反対に「力で抑えつけたり、コントロールする関係」など

時にそういったことも必要かもしれませんが、そこにはマイナス面もあるように思います。

ロルファー(ロルフィング施術者)は、クライアントさんとのバウンダリー(境界線)を大切にしています。

このバウンダリーは壁ではなくで、お互いの関係性を守る為の小さな垣根のようなもの・・・

子供が子供であるために、親が親であるために、先生が先生であるために

お互いの秩序を守り、安全・安心な環境、より良い関係性を築いていきます。

というと、厳しいように感じますがそのようなことはなく

もちろん、時間、タイムテーブルよりも、

子供の自主性やペースが優先

乗り気でない時や体調が悪い時は、

お昼寝をしたり、楽しくお話したり、遊んだりもしているそうですよ。

お庭で野菜を育て、包丁で切り、料理もしました

おいしそう
モンテッソーリ教育

 

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