3歳数か月の入園当初、娘はアンパンマンが好きでした。
好きというよりも心のオアシス
「お野菜食べてアンパンマンのようになるね」
「さみしいとき、怖いとき、アンパンマンがいるから大丈夫」
「キャラクターなど悪い子がいたら(バイキンマンなど)アンパーンチ」
そして、園でもまだ慣れていないときは、
「アンパンマンがね・・・」と先生にお話ししていたそうです。
でも、園のルールとして
園にはキャラクターもの一切持ち込まない
自宅でもキャラクターものを与えないという決まり(モンテでいうと秩序)がありました。
以前の記事に書きましたシュタイナー教育でも用いられるお人形同様 に
一般的なキャラクターなどの
作られた表情、実在しない人工的に作られたものは、
創造性を無くしたり、心の秩序の混乱を招いたり、マイナスに働くこともあるそうです。
先生は、「脳の発達にあまり良くない、あきらめが早くなったり、集中・根気が弱くなる」とおっしゃっていました。
特に、純粋な幼少期には、どのような刺激も潜在意識、深いところに入ってしまいます。
ということもあり、先生から子供にきちんと説明して頂き、本人は理解したそうですが
その日の夜中に「アンパンマン・・・」と夜泣きがありました。
今まで心の支えだったものが奪われた(ように感じた?)のがショックだったのかなと思いました。
私たちは
「頭では理解できたけれど、どんなことであれ奪うことは本当に子供にとっていいこと?」
「どうしてあげたらいいのかな」
と夫婦で深夜まで話し合いました。
そして
家では、急にキャラクターものを無くすのではなく
子供のペースでゆっくりゆっくりサポートしてあげようということになりました。
でも、そんな心配はすぐになくなりました。
アンパンマンに気持ちがいかないくらい、園では自分の興味あることがいっぱいできるもんだから、
園からの帰りの自転車で眠るほど・・・
家に帰ってからも、ご飯を食べて、お風呂に入って、絵本を読んで・・・熟睡。
すっかり忘れているようです。
その後、モンテッソーリ教育から1年以上離れ・・・
いまや、キティちゃん大好きになってますが(笑)
・・・いや、
キティちゃんってネコ、あくまでネコということで…。
ほんと女の子はかわいいものが好きなんですね。
成長したこともありますが、やはりアンパンマンは心の秩序的には合わないようです。
悪の存在(バイキンマン)、戦うということが例えアニメであっても受け入れられないようです。
それに悪の存在なのに、アンパンマンと一緒に仲良く並んでいる絵も多いですしね…。
7歳までは夢の中(現実との境がない)ですからね。
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