子供がきちんと聞いてくれる魔法のコトバ
残念ながら、そんな言葉はありません^^;
でも、言葉を少し変えるだけで、いろいろなことが変わります。
私も、言葉を変え、自分の意識が変わり、子供も変わりました。
それは無理に上品な言葉を使うということではありません。
私も日頃、関西弁ですから。
例えば、
「子供がおかあさん〇〇していい?」
と聞いてきたらどのように答えますか。
「いいよ」
という言葉を使うことが多いのではないでしょうか。
もしくは、「ダメ」ですよね。
子供の希望に、良い、悪いで答えています。
これでは、子供は親の顔色をみて、常に良い悪いの判断を仰がなければならなくなるのです。
そこで、同じ許可や承認を与える言葉ですが、
「どうぞ」
という言葉を使ってはどうでしょうか。
どうぞという言葉は、許可を与える意味以外にも、
相手に勧める意味もあります。
「お一つどうぞ」など
そして、ダメの代わりに
まずは、想いを認めてやる「〇〇したいんだね。」
それから理由と提案をしてやる「でも、今日は〇〇だから、今度にしようね」等
これも下手な言い訳をせずに、お母さんしんどくてとか、私はこうしたいからとかきちんと伝えると意外と聞
いてくれるようです。
ただの言葉遊び?かもしれません。
でも、私たちの場合明らかに子供の反応が変わりました。
「どうぞ」だと良い悪いのジャッジをされるという感じがないということで、
子供自身「自分はこうしたい」という事(自主性)が増えたように思います。
NOの時も、ダメと切り捨てるのではなく、子供の想いを一度受け入れる認めること、そして違う提案をする
ことで「わかった。そうするね」という気持ちの切り替えがうまくできるようになってきました。
これは大人でも同じですね。
心理学でもお誘いを断るときにYes…butを使うと相手が悪い気がしないといわれています。
ただ、言葉を変えるだけでは始めから大成功というわけでなく、泣いたり、ぐずったりもありました。
でも、ダメなときでも切り捨てられたわけではない、別の機会がある、違う提案があるという体験を重ねると
うまくいくことが増えてきました。
hinataへも小さい子どもさんがロルフィングを受けにきたり、お母さんについてきたりするのですが、
シュタイナー教育やモンテッソーリ教育の園にに通わせていたという方は
子供とのやりとりで「どうぞ」を使っている方が多いように感じました。
そういう指導があるのかはわかりませんが・・・
「いいよ」と「どうぞ」
「ダメ」と「したいんだね、でも、○○しようね」
些細なことですが、毎日浴びせられる言葉は子供の潜在意識に入り込みます。
「やめなさい!」「うるさい!」「なんで言うこと聞かないの!」と怒鳴ったり、汚い言葉を使ったり・・・大人の力(言葉)で子供を抑え込むことも可能です。
自分の想いを出さない、出せない表向きの良い子を作ることも可能です。
でも、その抑圧はいつか何かの形となって現れると思います。
日々のちょっとした言葉を見直すと、
自分の意識、子供に対する思いが変わり
子供が魔法にかかったように良い方に変わる?かもしれませんね。
園での糸通し↓
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