魔法のコトバ「いいよ、ダメに代わる言葉」モンテッソーリ教育⑯

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子供がきちんと聞いてくれる魔法のコトバ

残念ながら、そんな言葉はありません^^;

でも、言葉を少し変えるだけで、いろいろなことが変わります。

私も、言葉を変え、自分の意識が変わり、子供も変わりました。

それは無理に上品な言葉を使うということではありません。

私も日頃、関西弁ですから。

例えば、

 

「子供がおかあさん〇〇していい?」

と聞いてきたらどのように答えますか。

「いいよ」

という言葉を使うことが多いのではないでしょうか。

もしくは、「ダメ」ですよね。

子供の希望に、良い、悪いで答えています。

これでは、子供は親の顔色をみて、常に良い悪いの判断を仰がなければならなくなるのです。

そこで、同じ許可や承認を与える言葉ですが、

「どうぞ」

という言葉を使ってはどうでしょうか。

どうぞという言葉は、許可を与える意味以外にも、

相手に勧める意味もあります。

「お一つどうぞ」など

そして、ダメの代わりに

まずは、想いを認めてやる「〇〇したいんだね。」

それから理由と提案をしてやる「でも、今日は〇〇だから、今度にしようね」等

これも下手な言い訳をせずに、お母さんしんどくてとか、私はこうしたいからとかきちんと伝えると意外と聞

いてくれるようです。

ただの言葉遊び?かもしれません。

でも、私たちの場合明らかに子供の反応が変わりました。

「どうぞ」だと良い悪いのジャッジをされるという感じがないということで、

子供自身「自分はこうしたい」という事(自主性)が増えたように思います。

NOの時も、ダメと切り捨てるのではなく、子供の想いを一度受け入れる認めること、そして違う提案をする

ことで「わかった。そうするね」という気持ちの切り替えがうまくできるようになってきました。

これは大人でも同じですね。

心理学でもお誘いを断るときにYes…butを使うと相手が悪い気がしないといわれています。

ただ、言葉を変えるだけでは始めから大成功というわけでなく、泣いたり、ぐずったりもありました。

でも、ダメなときでも切り捨てられたわけではない、別の機会がある、違う提案があるという体験を重ねると

うまくいくことが増えてきました。

hinataへも小さい子どもさんがロルフィングを受けにきたり、お母さんについてきたりするのですが、

シュタイナー教育やモンテッソーリ教育の園にに通わせていたという方は

子供とのやりとりで「どうぞ」を使っている方が多いように感じました。

そういう指導があるのかはわかりませんが・・・

「いいよ」と「どうぞ」 

「ダメ」と「したいんだね、でも、○○しようね」

些細なことですが、毎日浴びせられる言葉は子供の潜在意識に入り込みます。

「やめなさい!」「うるさい!」「なんで言うこと聞かないの!」と怒鳴ったり、汚い言葉を使ったり・・・大人の力(言葉)で子供を抑え込むことも可能です。

自分の想いを出さない、出せない表向きの良い子を作ることも可能です。

でも、その抑圧はいつか何かの形となって現れると思います。

日々のちょっとした言葉を見直すと、

自分の意識、子供に対する思いが変わり

子供が魔法にかかったように良い方に変わる?かもしれませんね。

園での糸通し↓

モンテッソーリ教育

 

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