どの園でも入園時には、いろいろなものを用意すると思いますが、
モンテッソーリのこどもの家では少し変わっています。
子どもサイズ
全てのものが、とても小さいサイズ
・おはしも割り箸を切って短く(上下がすぐわかるように上に色をぬる)
・お弁当のおにぎりも一口で入るように小さく
・おかずも小さく
・お弁当袋も発達に合わせて用意していく(ボタン→紐→ナプキンでくるむ)
自分で食べる準備し、
最後まできちんと食べきる達成感を大事にします。
(そのため、小さなおにぎりもぽろぽろ崩れないように、水分量を調整したり、おにぎりの大きさ、数も先生と相談しながら細かく変化させていました。成長のための環境作りはとても大切なので・・・とはいえ大変でした^^;)
・目隠しを用意する。
(普通の人なら、「何をするの!!」ですが、私たちは楽しそうという感覚。
恐らく視覚を抑えることで、その他の感覚を刺激するのだと思います)
子どもが使いやすい物、道具、環境
を用意してあげれば自発的にできるのです。
子供に合わせた環境を用意する
それは、自主性をもって「したい」と思える環境
それは、自分でしたいと思ったことに、応えてあげられる環境
この環境は、自由のための援助につながります。
私たちだって難しそうなことはなかなかしたくありませんよね。
目の前に、辞書が置いてあっても見向きもしませんが、
絵本→少しずつ文章が増えた本→小説にも興味を持ちだす→わからない言葉を辞書で調べる
と、段階があるように、成長に合わせた環境というものがとても大切になってきます。
子供のサイズでないと取扱いがうまくできなかったり、興味がわかなかったり、
時に感覚にとってマイナスに働くことさえあります。
ただ小さいだけでなく、子供の能力にあった大きさということ。
これは、以前書いた
子供がどういうものも求めているか「子供をみる 」ということにもつながりますね。
モンテッソーリの子供の家は
トイレもキッチンも手洗い場も小さく、
電気のスイッチも低いところにあり、
まるで小人の部屋のようなとてもかわいらしい場所でした。
(トイレも電気をつけるところから、流して手を洗うところまで一人でします。)
園のお庭には宝ものがいっぱい
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