大阪上本町から城東区への【移転の経緯】

hinataは、谷町九丁目、上本町の地でセッションルームをスタートして１５年になります。（その前は別のところで）

私はというと、施術に関わるようになりかれこれ２０年以上になります。

そしてこの度、２０２４年４月に移転しました。

皆さんに、聞かれることが多いので、移転の経緯について書いてみたいと思います。

移転の理由

理由は・・・

賃貸で借りていたのですが、

「オーナーさんが、不動産を売却する予定という話で、退去する必要があった」

というシンプルな理由です。

せっかく移転するなら「理想を叶えたい」と、

移転のギリギリまで、次の場所が決まっていなかったため、

皆さんにはご心配、驚かせてしまったかもしれません。申し訳ありません。

次の場所が見つからない！？

今回の城東区の場所に至った経緯も・・・

まずは、ホームページで近隣の谷町九丁目、上本町で賃貸物件を探してみました。

・駅近く

・静かな場所

・日当たり良く、できたら緑のある公園の近く

・ロルフィングは歩いてもらったりするので縦長の部屋

また、自宅が近鉄電車の沿線なので、乗降数が多い難波、日本橋、鶴橋あたりも含めて検索し、

時間は、かかりましたが「これだ！」という物件を３，４件見つけました。

事前に下見をして、まだ空いていることを確認し、内覧の予約をしました。

それが、内覧の直前に突然の連絡がありました。

「全て埋まった！」とのこと。

それがあったのが11月。

その時期は、不動産があまり動かない時期らしいのですが、それが直前に全て！？

もちろん厳選に厳選を重ねた、良い物件だったのは間違いないですが・・・

「これは・・・今、動くな！ということ？」

それで、物件探しを一旦やめることにしました。

まあ、移動の季節、春前になれば新しい物件が出るかもしれないし・・・

もし見つからなくてもレンタルサロンという手もあるし・・・

でも、こんな宙ぶらりんのまま・・・はたしてどうなるんだろ。

昨年あった出来事から・・・

今回のこともきっと意味があること。

単なる物件探しは止め、

「自分がどのようなところで、どのような仕事、どのような生き方をしたいか」

を考えてみることにしました。

実は昨年・・・

祖母、小学生時から親交があった友人、同じクラスだった同級生、

そして、弟を亡くしました。

おばあちゃんは、いろいろ感謝しています。とても長生きで、お疲れ様、ありがとうという思いです。

小学生から付き合いのあった友人は突然倒れ、そのまま急に亡くなり、未だ信じられません。

同級生は、闘病の末。まだ小さい子がいる中で複雑な想いです。

弟は、これまで何もなく元気だったのに、通勤電車内で突然倒れ、検査したら１００万人に１人といわれるような難病とわかりました。

コロナ渦で面会もできない状況で手術と入院を重ね、病院で最期を看取ったのですが、本当に辛かったです。

hinataにお越しの方の中にも、家族の影響で心身の問題を抱えている方もおられます。

やはり家族というのは、それだけ学ぶことが多いもの。

私自身も、あの時こうしていれば、あの時話した言葉が最後か、兄らしいことは何もできていなかったと後悔ばかりでした。

亡くなる数カ月前に、１度だけ施術をさせてもらって、喜んでくれたことが自分にとっては救いになりました。

毎日、今と同じような日が続いていくと思っていましたが、当然そうではありません。

子ども達も日に日に大きくなっていくし、自分も年を重ねるし、

このように突然の別れもあり、同じ日はなく日々変化しています。

自分もいつどうなるかわからない。

だからこそ、「いつか・・・」ではなく、

今やりたいこと、叶えられることは、やってみたいと思いました。

とはいえ、ご飯も食べなきゃだし、お仕事しなきゃだし、自分一人の問題でないし・・・

仕事、場所というより、残りの人生をどんな生き方をしたいのかなと思い、家族とも話をしました。

いつの間にか子ども達は、小学生、中学生、高校生と大きくなり、米不足の今、よく食べる！

炊飯器はなんと

１０合炊き！！

hinataでは、お仕事は、どのようにしていきたいのか

hinataでは、治療はしていません。

というのは、痛みや違和感は大切なメッセージ。

そこで筋膜やら経絡やら…小手先の調整でそれらをなくしたとしても、生活習慣、日々の行動、思考、意識、感覚が変らないとまた元に戻り、痛みや違和感というメッセージを出してくれる。

つまり、他者による人任せではなく、自分自身でないと変えれない。

だから、hinataでは、自分と向き合うこと、感覚的な体験学習をして頂き、変化のきっかけづくりをしています。

そうすることで、人によっては

「自分はこんな特徴があったんだ」とか

「今まで頑張り過ぎていた」

「自分の感覚は無視していた」

と気づき、生活や、生き方まで変え、症状も含め改善される方が多くおられます。

だから、お越し頂く方にも、ホームページでも「治療しません」と伝えているのは、

突き放しているわけではなく、「ここで意識を変えて！自分で主体的に変わろうと思ったら、できる限りサポートはするよ！」ということ。

本質に向かうお手伝いをしています。

※とはいえ、弟や友人のように、時と場合により治療（手術、薬）が必要な場合もあります。

お仕事はこういう感じで、私自身のこれからのことを書いてみました。

で、どうしたい？

・自分はロルフィングと出会い、かなり自由な生き方を見つけられたけれどもっと自由になりたい。そんな方を増やしたいし、セッションは続けたい。

・hinataには、自分や家族を癒したいとセッションや養成講座を受けられる方が多いです。私が、鍼灸師、ロルファーだったからこそ、弟、祖父母、家族にも触れ、癒すことをして、喜んでくれたことで自分も癒されました。そうでないとなかなかそんなことはできなかったかもしれません。だから、より自分や家族、周りの人を癒す方法を伝えたい。

・昨年から新しい学びをしていて、施術、エクササイズなど提供していきたい。

・メインがロルフィングになっていて、鍼灸はサポートとして一部の方におこなっていますが、もっとしたい。鍼灸とロルフィングを併せると結構すごいんです！！（ただ、上に書いた治療になってしまうのが問題）
お灸も大好きなんですが、マンションではにおい、煙であまりできませんでした。過去に勤めていた病院のリハビリ室でもお灸をしまくり、病院内が毎日大変なことになっていました。お灸は体質にもよりますが日本人にとってあっていると思います。

・子ども達も成長してきて上の子は今年、高校生。家とは別の場所で、子ども達がやりたいことをできる空間を作ってあげたい。

・古民家でしたい。縁側があるようなところ。そして自分の手でDIY、リフォームしてみたい（考古学を勉強してたぐらい古いものに惹かれる）

・上本町はマンションの高層階でしたが、２階か３階位迄で。どうやら、高いところが少し怖いらしい（笑）

・窓から緑が見える場所、公園の近くがいい。

・人任せではなく、自分でセルフリフォームして、入るだけで癒されるような心地よい環境を作ってみたい。以前自宅では埋炭をしました。表面のキレイさではなく、本質の癒し。
できるかはさておき・・・