ロルフィングを始めるにあたり購入した「アースライト社製NEWスピリット」というマッサージテーブル。
hinataにお越しいただいた方に、セッションで使っていただくベッドです。
もう何年も使っているので、表面生地がいたんできていて、触れると床に粉が落ちるようになってきました。
セッションではシーツをかけていますし、ベッド自体はとてもしっかりしたものなので
施術をする分には全く問題はなかったのですが、どうしようかなと思っていました。
修理張り替え?購入?
まず、張り替えを調べてみました。
「アースライト 張り替え」で検索すると出てきます。
そこでは、私のものは張り替えで40,000円(税別)ほど、そこにさらに往復の送料と・・・結構なお値段です。
当然、日数もかかります。
それならば、新しく買い替えようかといろいろなメーカーをみたり、鍼灸施術に便利な電動ベッドも考えてみたり
自宅にもう一台アースライトのものがあるのでそれを使おうかなと・・・
でも、これ捨てちゃうの?
あれこれ考えて、やはりこの木で作られたもの、いっぱいお世話になり愛着があるものを使おう!
自分でベッドを治療!張り替えようと決めました。
表面のいたみの原因は「加水分解」
このボロボロとはがれる状態になるのは加水分解と呼ばれる現象です。
合成皮革、ソフトレザーに使用されているポリウレタン樹脂は、水分との化学反応により、加水分解と呼ばれる劣化(表面のツヤ変化、べとつき、剥離、硬化など)を引き起こすことがあるそう。
特にアースライト社製の一部の期間に作られたものはなりやすいとか・・・
マッサージテーブルやソファーなどもお手入れは乾拭きがいいということですね。
張り替えをするには・・・
調べてみると同じように、自分自身でアースライト社製のベッドで
張り替えをしている方がおられました。
なんだか、自分でもできそう!!
1.用具を揃えます
ベッド張り替えに必要なものを揃えます。
合成皮革:物によると思いますが、海外製のものは加水分解進みやすいとか・・・
日本製の評価の良いものを選びました。でも、ネットで、全部で3000円以内で買えました。
事前にサイズを測り、カットもお願いできました。
タッカー:軽い力で打ち込めるもの。ホビー用で十分でした。1000円程度 芯は400近くいります(付属のもので足りました)
ドライバー:マイナスドライバー、アイスピック(タッカーを外す用)、プラスドライバー(ねじ外し用)
ペンチ:タッカー引き抜き用
ハサミかカッター:サイズに合わせてカットするため、残った部分をカットするよう
軍手:マッサージテーブルを張り替えようとする人は、ほとんどが治療などで手を使う仕事の人なので、痛めないように。必須です。
2.部品を外します。
アースライトNEWスピリットは半分にたためるようになっているのでその部分も、ヘッドレストをいれるところも・・・脚の部分以外全て外します。
3.マッサージテーブルを裏面に向けて、タッカーを外していきます。
しっかり打ち込まれているのでマイナスドライバーがなかなか入らず、苦労しました。
そこで、アイスピックで浮かせて、マイナスドライバーでさらに浮かせて、ペンチで引き抜く作戦で大分進みました。
おそらく400カ所ぐらい…。
4.合成皮革の貼り
新しい生地を下に敷いて、ティシューワークのような感じに生地を手で張りながらも、
伸ばしすぎないようにバランスを取りながらタッカー止めをしていきます。
5.部品つけ
新しい生地が張ってあるので指の感覚を頼りながら、ねじ穴をみつけ部品をつけていきます。
不安な方はタッカーの前に印をつけておきましょう。
6.余った合成皮革をカットして終了
完成!!
今後もこのマッサージテーブルと共に宜しくお願いいたします。
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