京都から山へ、そのまた山奥へ。
ヴィパッサナー瞑想に行ってきました。
(東日本大震災の前、2011年年始休みに行きました。)
その時のことを書いてみようと思います。
少しマニアックな内容ですが・・・
いまこんな大変な時だからこそ
内外に起こるあらゆるものを 『あるがままみつめる』
ということを知って頂ければと思います。
現実の問題から、目を背けたり、痛みや苦しみに蓋をして感じないようにすることも、時にいいことかもしれません。
でも、向き合うことで、本当の幸せを見つけることができるのではないかと思います。
これから紹介する瞑想法を知ることが、何かのきっかけになれば嬉しいなと思います。
すごい雪景色
ヴィパッサナー瞑想とは・・・
「ものごとをありのままに見る」インドの最も古い瞑想法です。
どのようにして学ぶかというと、
10日間(前後日を入れ計12日間)、京都にある施設で合宿コースに参加します。
より良い学びを得るために、その間戒律を守ります。
戒律
・ 生き物を殺さない
・ 盗みを働かない
・ 性行為を行わない
・ 嘘や悪い言葉を使わない
・ 酒・麻薬の類を摂らない
その他にも、守ることがあります。
聖なる沈黙
コース開始から9日目までは
会話、ジェスチャー、アイコンタクト、挨拶、読み書きなど
一切のコミュニケーションを禁じられます。
本や筆記用具、携帯電話、音楽プレイヤー、カメラ、お財布なども預け、外部との接触を一切行いません。
男女の分離
コースの間中、男女が接することはありません。
身体の接触
同性、異性を問わず、身体の接触を避けます。
ヨーガ(ヨガ)その他の運動を行わない
簡単な歩行やストレッチ程度
・ お守り、数珠、お札などの持込禁止
・ アルコール、タバコはもちろんお薬も使えません。
(過去2年間の、医師による処方薬、アルコールなどの摂取について申し込み時に確認があります。)
「なぜ?」「どうして?」という内容もあるかと思いますが、
修行がより深くすすむためにとても深い意味があり、とても大切なことなのです。
これも日が進むにつれ自分自身で徐々にわかってきます。
毎日のざっくりとした流れです。
時間割
朝4時 : 起床
瞑想(2時間)
6時半~8時 :朝食と休憩
瞑想(3時間)
11~13時 :昼食と休憩
瞑想(4時間)
17~18時 :ティータイム
瞑想・講話(3時間)
21時30分 :就寝
改めてみてみるとすごい時間割です。
約12時間、一日の半分を瞑想。
食事は朝と昼の2回。
昼以降は食事をしない。(夕方にはティータイムとして、はじめて参加する人は飲み物とフルーツを摂ることができます。)
簡単にいえば、
山奥で
知らない人達と
無言で
共同生活をしながら
ひたすら瞑想する
というものです。
まさに修行
決してあまいものではありません!!
さあ、これからはじまる12日間、思いもよらないことが待っていました・・・
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