お産は選択できる
自然出産、自力出産、プライベート(無介助)出産、自宅出産、水中出産、無痛分娩(麻酔分娩)、アクティブバース・・・
出産に関する言葉はたくさんあります。
けれど、同じ赤ちゃんがいないように、誰一人同じお産はないと思います。
ですので、単に○○出産でお任せということではなく、どのようなお産をしたいのかを具体的にイメージしてみるといいと思います。
バースプラン
そのイメージを紙に書いていきます。
いわゆるバースプランというものですね。
例えば・・・
- 自分の好きな姿勢で生みたい。分娩台にはのりたくない
- 導尿、浣腸をしたくない
- 剃毛したくない
- LDRシステムのところで、陣痛からお産まで同じ部屋でいたい
- 部屋に一人きりでいたくない
- 進行具合をその場その場で説明してほしい。不安になるので説明して欲しくない
- 麻酔はできるだけ使いたくない
- 麻酔を使ってでもできるたけ痛くないようにしたい
- できるだけ薬や陣痛促進剤を使いたくない
- 夫、子供も立ち会ってほしい。誰も立ち会ってほしくない
- 状況によるができるだけ帝王切開せず待ってほしい
- 会陰切開をできるだけしないように保護してほしい
- 好きな音楽をかけてほしい。音楽はかけないでほしい
- マッサージしてほしい
- アロマをたいてほしい
うまれた後も
- カンガルーケアをしたい。したくない
- 母子同室にしたい。母子別室にしたい
- 母乳以外のものは与えないで欲しい。
などなど
上記のバースプランの例で、
「どういう意味?」
「なぜそんなことするの?」というものはありましたか?
なぜお産でそのようなことをするのか、ご自身で調べてみてください。
そして、それは自分のお産にとって本当に必要なものなのかも調べ、考えてみてください。
そうするともっともっと枝が広がっていき、いろんなことがみえてくると思います。
このようにバースプランを作成するには、
いろいろなこと知る必要があるし、医師や助産師、家族、赤ちゃんともいっぱい話す必要があります。
バースプランは、自分らしいお産
バースプランは、単なるわがままではありません。
赤ちゃん、ご自身のことを考えて
一生にそう何度とないとても大切な出産を
できるだけ自分らしいお産として実現できるようにする
というとても重要なことです。
もちろん、それが全て叶うか?というと
「母子の状況、医師や助産師がそのような経験をしていない。考えが異なる。危険がともなう。無理なプラン。その場の状況・・・」により叶わないことも多いと思います。
また、あれもこれもと神経質にガチガチのプラン、「こうしなきゃダメ」とか、コントロールされたお産を奨めているわけではありません。
それでは、自分も、赤ちゃんもしんどくなります。
バースプランは、
お産時に感覚を十分発揮するための、準備
なので、お腹の子と楽しみながら作ってみてください。
そして、そのバースプランは内容だけでなく、介助者との信頼関係がとても重要です。
だから、あれもこれもと単に好き勝手に言ったり、やってくださいのお任せではなく
自分&赤ちゃんが主役になり、
「どんな思いで、なぜそうしたいのか」
「そのために自分に何ができるか」
を伝えてお産にむきあうことが大切です。
ですので、もしそれがかなわなかったとしても、
赤ちゃん、ご自身のために精一杯することが、しあわせなお産だと思いますよ。
あなたは、どのようなお産をしたいですか?
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