とびひとは
2013年の夏、2歳の息子が 「とびひ」 になりました。
とびひ とは、伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)といわれます。
細菌が皮膚に感染することで発症し、人にうつります!
かゆく、手でかくことで、あっという間に全身へ広がります。
その広がり方が、火事の火の粉によって広がる「飛び火」に似ていることから「とびひ」と呼ばれています。
とびひの前兆
息子の場合も、最初は、脇の下に2箇所丸いクレーターのようなかさぶたがあり、
「アレ?引っ掻いて血が出たのかな?」
「もうかさぶただし大丈夫かな。」
という程度でした。
少し拡がった時期ですが、こんな感じです
そして、翌日には脇周囲に水泡がポツポツでき、
そこからまさに飛び火のごとく、全身に急激に広がっていきました。
すごすぎて、写真でお見せできないほど…
とびひの治療
一般的には、皮膚科、小児科で診察を受けます。
きっと抗菌薬やステロイドを塗ったり、抗生物質(抗ヒスタミン薬など)を飲んだりすれば
すぐに症状はなくなると思います。
とびひの自然療法
でも、私の家はできるだけ自然療法にしたいと考えています。
自然療法は何もしないのではなく、時間も、手間も、責任も、本人の力も・・・たくさんかかります。
抗生物質やステロイドを選択すると、きっと子供もすぐに、かゆみから解放され、皮膚もきれいになり、親も安心だと思います。
火が出たら、まずは、抗生物質で火消しをしてあげるのは正しい選択とも思います。
でも、一見治ったかのように見える皮膚、本当に治っているのでしょうか?
なぜすぐに症状がなくなるのでしょうか?
その時、小さい子供の体内ではどのようなことが起こっているのでしょうか?
目に見える症状も、熱も、皮膚も、あくまで氷山の一角だと思います。
私は、病は意味のあることだと思いますので、
子供の力を信じてできることをしてみました。
とびひか調べる
まずは、本当に「とびひ」なのかを調べます。
似たような症状で、別の病気ということもありえます。
間違った対処法を行うことにより重大な問題になることもありえますので…
それから、子供の症状、体質、体力、生活状況の見極めです。
「どうしてこうなったのか、どこまで頑張れるか」など
とびひといえど、体質や環境により重症化する場合もありますし、
自然療法を選択しない方がいい子もいると思います。
とびひの原因
うちの息子は、肌は弱いです。
(治りましたが、2歳になるまでアトピーのように肌があれていました。このこともいずれ…)
水泡とかさぶた、かゆみだけで、熱やその他の症状はなく、元気いっぱい!
原因として考えられるのは・・・
夏場は家の中では裸育児で全裸のことが多いです(笑)
少し前に川遊びをして、暑いのでそのまま裸でいました。
皮膚が弱いのに日焼けをしてしまい、
家の中では服を着ないものであせもに・・・
日焼け&あせも→かゆくなり→ひっかいて→とびひという具合です。
あと、砂糖のとりすぎ も考えられました。
アイス、カキ氷、ジュース・・・
お腹は冷やさない方がいいのですが、外遊びが多いので暑くてついつい食べてしまっていました。
皮膚の症状は、砂糖との関連性がとてもあります。(こちらもいずれ記事にできればと思います。)
肌ケアしてあげれていなかったなぁ、アイス食べさせたなぁ…
と反省して
これから治療スタートです。
とびひの自然療法
でも、息子は2歳になり、もうりっぱなお兄さん?恥ずかしさなのか・・・自分のブツブツになった身体を見られるのが嫌なようで、服を着替えるのも一苦労。
最初は、小児針やお塩を使った治療、それさえもなかなかさせてくれません。
食べ物は、玄米クリームや玄米スープを、与えます。
米は好きなのですが、夏場ということもあり、あまり食べれません。
(梅肉エキスに甘味をつけて飲ませるのも良いみたいですが、ちょうど切らしていました)
ホメオパシー(Ant Tart(アント・タート)Silica(シリカ)を与えました。
(これは飲んでくれるので、効けばラッキーという程度に)
それから、
オオバク末という漢方薬と
太白ごま油 を準備します。
しかし、近所の漢方薬局、数件に問い合わせるものの
どこにも置いていませんでした。
でも、今は便利な世の中。
ネットで注文すればすぐに家に届きます。
ネットでは「オウバク末、オウバクマツ、黄柏末」と調べると出てきます。
太白ゴマ油はアマゾンでも買えます↓
オオバク末 5,000円、太白ごま油 2,000円と少し高いですが、
オオバク末は傷にも使えますし、
太白ごま油はヨガをしている人、アーユルヴェーダなどでマッサージに使われることもあるので日々のスキンケアにと買いました。(自然療法もお金がかかります(笑))
商品が到着するまでの間は、ビワの葉で作ったエキスを塗ってみたり、
お腹を中心に手当てやエネルギーワークをしていました。(手をおなかの上に置き暖めてあげるだけで大丈夫!)
かなり良い反応で、治っていくのですが、
かゆくて触れてしまうんでしょうね、新しい場所にとびひは広がっていきました。
そして、オオバク末と太白ごま油が届いてからは、
オオバク末の粉を水で少しやわらかくして塗ってみたり、
ごま油と混ぜ合わせて塗ります。(適当です、クッキーを焼く時の固さぐらいにしました)
それをガーゼでとめておきます。
オオバク末は黄色で、染料にも使われる成分も入っているそうなので、いらない服、
寝るときは、いらないシーツにすると良いと思います。
着いた色は、洗濯してもなかなかとれません(涙)
その頃には治ったもの、新しくできたものが混じっていて、身体はガーゼなしで服でカバー、腕は包帯を巻いてやっていました。
顔や指など小さいところは、絆創膏で止めておきました(広がらないように)
すると翌日には驚くほどの回復。
水泡の水分がなくなり、かなり良い状態になっていました。
とびひ完治
病気と闘っているわけではないのですが、息子が勝った!という想いで嬉しかったです。
完治まで2~3週間かかりました。
(人工的な処置、塗り薬や飲み薬、抗生剤などでは1週間もすれば治ると思いますが)
泣きながら嫌がる息子の着替えやシャワーで大変だったり
手当てをしたり、漢方を捜し求めて薬局をめぐったり
子供が寝てから一つ一つ水泡にオオバク末を塗ったり、
一緒に過ごすお姉ちゃんにうつらないようにタオルや接触などに気をつけたり…
お姉ちゃんも、お友達が入るプールを我慢したり(息子も入りたくなるので・・・ゴメンね)
かなり大変でした。
周りからはなんでそこまでするの?
子供が大きくなっても、そんなこと覚えてないで!
と言われます^^;
でもね、自分が本当に良いと思うことをしてあげたいだけなんです。
病気には意味がある
病気には理由があり、意味があること。
それを悪として、ただ無かったこととして消してしまうのではなく、
自分の生き方を反省したり、見直したり、
病気にならないように、そして、自然とともに生きていく、
そんな生き方を伝えられたらなと思っています。
息子も嬉しいようで
「おとおさんが、カイカイなおしてくれたの」
と服をめくってみんなに見せていたそう ^^
お菓子も、少しだけですが自ら調整してくれているかな^^;
これで、また一歩成長したなと思います。
コメント
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子供さんの魂は覚えているんでしょうね。(*^_^*)
私も病気には必ず理由があると思っています。
親子で取り組みすることが、深いところで医者いらずと言うことなのかなと感じました。
シェアありがとうございます
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>カラープロデュースめぐみブログさん
>子供さんの魂は覚えているんでしょうね。(*^_^*)
ありがとうございます。
そうですね、記憶には残らなくても、深いところには残っている。そう想うと嬉しいです。
最近では、子供たちは、外で虫にさされても
薬草をすり潰して塗ったりしています。
「どこで教えてもらったの?」と親も驚くほど・・・
たくましくなってきてます^^