水疱瘡(水ぼうそう)の自然療法

水疱瘡 自然療法

水疱瘡 はじめに・・・

2015年5月に息子4歳(年中)、娘7歳(小学校1年)が続けて水疱瘡になりました。

我が家では、子ども達に一切予防接種していませんし、できるだけ自然にかかり、自然に完治してほしいという想いがあります。

とはいえ、理想と現実は遠いもので・・・トラブルも続出。

そんな時に、同じような考えの方の、ブログを見て救われました。

私たちのバタバタも誰かの助けになれば、

そして、子ども達の為に、子ども達が親になった時の為に

覚え書き、記録として書いてます。

 

突然の園からの電話

「食欲も無く、機嫌も悪く、お熱も上がってきたのでお迎えに来てください」

妻が電話を受け、迎えに行くと

「今、吐いて・・・」

と先生たちが、片づけやお着替えをしてくれたり大変な状況。

なんとか連れて帰り、寝かしつけしたそう。

食いしん坊の息子が一切食事をせずに・・・

園でノロウィルスが出たと聞いていたので、「ノロかな?」と思っていたのですが、

妻の観察によると「ノロウィルスの吐き方と違う」とのこと!?

吐き方に違いあるの?と思いましたが、母は子を守るため観察はすごいのです。

そして、「肌にプツプツがある」から「もしかすると水疱瘡かも?」となりました。

ふと、ゴールデンウィークに入る2週間前に「園で水疱瘡2名出ました」(園はいろいろ病気が出るのです)と書いてたことを思い出しました。

水疱瘡

うっすらと蕁麻疹のようなものが出ています。

 

水疱瘡決定

急激に熱が上がり、発疹も増えていく・・・

とびひでも、水疱瘡でも、できるだけ自然に治したいので、

焦らず、見守っていたのですが、水疱瘡という確実な診断が欲しいということで病院にいくことにしました。

電話すると、診療時間の一番最後に来てください(他の子への感染を避けるため)とのことでした。

  • 水疱瘡は潜伏期間がちょうど2週間とのこと
    (園→息子→娘もピタリと2週間でした)
  • お腹から一気に広がり、頭部にできるのが特徴とのこと
  • 形状はバラバラ
    息子はかなり大きく、とびひの時のよう、
    娘の場合は、かなり小さく、小児科の先生も1回目の診察では判断できないほど。水イボのような感じでした。時間をあけて診てもらい拡がり具合で、水疱瘡とわかりました。
  • 熱が出る(人によっては出ないことも)
  • 激しいかゆみ
  • かいてしまうと痕が残る

 

そもそも水疱瘡って何?

ヘルペスウイルス科の水痘・帯状疱疹ウイルス(varicella-zoster virus)の初感染によるとされる。

感染経路は、主に飛沫核感染(空気感染)である。むろん水疱液の接触感染もある。(wikipediaより)

 

また違った水疱瘡の捉え方

ウイルスと聞くと、かからないように予防して、かかったらやっつけて・・・

症状を軽く済ませるように、症状を抑えるように考えられています。

現在水ぼうそうや、帯状疱疹が発病してすぐ飲むと症状が軽くすむお薬もあります。

それも大切なことです。

特に、免疫力の落ちた子どもや何か症状を持つ子は命に関わることもあります。

また、成人になってから、もしくは妊婦がかかると、重症化することもありますので・・・

 

けれど、どのような病でも意味があるように、子どもがかかる「はしか」や「おたふく風邪」、

そして「水疱瘡」にも意味があります。

ホメオパシーでいうマヤズムなど深い考えもあるのですが、簡単にいえば、

高熱を出し、発疹を出し、深いレベルの修復と修正を行い、 自らの心身を作っていく大切な作業といえます。

 

だから、症状を軽く済ませる、抑えるという行為は、ある意味で正しいとはいえません。

 

また、予防接種等や他の要因により、水ぼうそうにならない子、

というより、なれない子も多いそう。

今回も水疱瘡は、すごい感染力なのに園でも全員かかっているわけではありませんし、お友達に水疱瘡に早くなりたいという子がいるので接触させましたが結局かかりませんでした。

わたし自身も大変だったし、大人になってかかると問題もあるので、うちもできるだけ早くに・・・と想いがありました。

 

ですので、病院の先生から「水疱瘡」と聞いたとき、

子どもに「おめでとう」と伝えました。

 

上記のようにそれぞれの人や状況によりますが

子どもによりお薬、過剰な医療は水疱瘡に関しては「いらない」と思います。

自然に治ります。

 

とはいえ、自然にかかり、自然に治す、これも理想のお話で・・・

今回は親の判断で娘には2回ほどお薬を飲ませました。

それぐらい水疱瘡の2人連続は大変でした!

 

水疱瘡の経過

ひたすら、かゆいかゆい

そして、39℃の高熱

でも、息子も高熱でも冗談を言えるぐらい元気だったので安心していました。

とはいえ、私自身も中学生の時に水疱瘡になったので壮絶なかゆみ、熱は今でも覚えています。

なんとか始めの3日乗り切れば・・・と思っていたので、

まずはホメオパシー:

ルス・トックス(Rhus tox)など

 

そして、病院でもらったお薬をインターネットで調べてから塗ることにしました。

お薬:亜鉛華軟膏

概説:皮膚を保護し、炎症をやわらげるお薬

作用:“酸化亜鉛”を含む軟膏です。酸化亜鉛には、患部を保護し、炎症をやわらげる効果があります。また、患部の浸出液を吸収し乾燥させる働きもします。これらの作用により、皮膚の再生を助け傷の治りをよくします。

消炎作用はおだやかなので、比較的軽い症状に適します。ステロイド外用薬のような劇的な効果は期待できませんが、皮膚保護薬として長期に使っても安心です。

副作用:まずありません。

 

とても古くからあるお薬で、副作用もほとんどなく、軽い炎症を抑える効果だけで大丈夫そう。

なので、 飲み薬は飲まず、塗り薬だけ塗っていたのですが・・・

余計にかゆがる様子

いや~と手を跳ね除けるほどだったので、再度調べてみると、

「塗ることでかゆみが増す」という情報もあり驚きました。

人によるとは思うのですが・・・薬を過信せず、本当に自分の子にあっているか見極めてあげる必要があります。

そこで、以前とびひで使ったオウバク末を塗り、

ひどいかゆみの時は塩水やら、竹酢液を薄めたもの、ビワの葉エキスを塗りました。

他にも、カレンデュラクリームも良いと聞き購入、息子の肌には合いませんでしたが・・・

娘には良い感じでした。皮膚疾患全般に効果があるらしいです。

 

一般的に良いとされているものでも、子どもにより合う、合わないがあるので試してみると良いと思います。

 

食べられない

口の中に水疱できるものだから食事もなかなか進みません。

食事は、りんご、りんごのすりおろし

熱があるときは食欲があまりない様子。

食べない方が免疫力があがるし、感覚に任せて食べさせません。

ただ、脱水しないように、水分(番茶や麦茶)+少しお塩を入れて飲ませました。

また、梅肉エキスを薄めて、少し甘味をいれて飲ませました。

小さい子にはムリかもしれませんが、7歳の娘は大丈夫でした。

この時はできるだけ砂糖のおかし、動物性のものは避けておいた方が良いと思います。

 

夜驚症かも・・・

全身にできるので、口の中、まぶた、股間・・・発狂しそうな感じが伝わってきます。

普段触って・・・と私の手を取りお腹とかにおいてくるのですが、一時は泣き叫び、クラニオもできないほどでした。

夜驚症状かも・・・

かゆみが3,4日と続くと心身ともに限界なのかも・・・

できるだけなにもしない。

でも、できることを・・・さすってあげたり、冷やしてあげたり、塗ってあげたり、エネルギーワークをしたり。。。

とはいえ、ほんとうに辛そうで、「このやり方が正しいのかな?」と気持ちがくじけそうになるほどでした。

見守るのは、とても大変なことです。

 

それでも、子どもの回復力はすごく、翌日にはだいぶ元気になって、子どもが水疱瘡に勝った!と感じました。

 

それからかさぶたになるのを見守り、無事10日ほどで登園許可を頂き

戦いが終わりました。

全部かさぶたになれば感染力もないので大丈夫とのことでした。

「よかった~」でもそれも束の間で、すぐに娘に水疱瘡。

かなりきつかったです。

水疱瘡

まだマシな部分です。場所によってはお見せできないほど・・・

 

水疱瘡の時にあって助かったもの

・リンゴ(食欲ないときもリンゴは食べていました)

・塩(塩水を作って塗ってあげました。良いお塩は置いておくと良いですね)

・カレンデュラクリーム

・オウバク末(これはお勧めです。ただ色がついたり大変さはあります)
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水疱瘡のおわりに・・・

 

その後、娘の水疱瘡は、水疱が小さく息子の時と随分違いました。

上にも書きましたが水イボのような感じ

とはいえ熱もでて、かゆみも辛いようでした。

 

 

水疱瘡

上の息子の写真と比べると一つ一つが小さい感じです。

 

息子はかきむしっていましたが、

娘は「女の子は痕が残ってはいけない」ということで、

「絶対に掻かない」と自分で決め

掻きたくても掻けないという辛い時期もありました。

 

そして、発疹がピークを過ぎた3日目ぐらいのタイミングではじめてお薬を飲ませました。

出し切るまでは・・・我慢していましたが親も疲れがたまり、もうしずめてあげようということにしました。

そして、二人が治った後、私は高熱で1日倒れました。

それぐらい水疱瘡って大変なものでした。うちの子たちが(特に息子)ひどかったのかもしれませんが・・・

 

でも子ども達は、この水疱瘡を通して

なんだか大きく成長したように感じます。

水疱瘡・・・

子どものかかる病気は、

子どもにとっても親にとっても

とても意味のある、大切なものかもしれませんね。

 

 

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