森のようちえんは、デンマークの一人のお母さんが自分の子供とおとなりの子供を森の中で保育したのが始まりといわれています。
園舎を持つところと、持たずに自然の中で行う幼稚園があります。
もりの幼稚園どんぐり
今回体験入園させてもらったのは大阪市住之江の
私は参加していないので妻、子供に聞いた情報です。
おもちゃがなくても自然がおもちゃ。
どこからか木の枝を持ってきて
魚がいないけれど、魚釣りかな?(私の娘です。)
このあと、どろどろになりました・・・。
自然の中での本読み。
風や木々の音がBGM。
こんな景色を見ながら休憩。
最高の贅沢です。
見守ること
一番上の写真のように、長い棒を振り回して、水たまりで遊ぶと
一般的な園であれば、「危ないでしょう」「汚れるでしょ」「止めなさい」・・・
となるかもしれません。
でも、ここではできるだけ見守る。(このとき先生は「何かつれるかなー?」というような声かけをされていたそうです。
嬉しくなりますよね^^)
いま私の家の近くが公園で、幼稚園の子達が遊びにくることがあります。
そんな時に先生たちが大声で「こっちにきなさ~い」「だめでしょ!」「やめなさ~い」という声を聞くとちょっとしんどくなってしまいます。
先生たちは子供の命を守るために必死なんだと思います。
ですが一方で、いろいろな可能性が奪われるているように思います。
自分が痛い思いすることも、相手に痛い思いさせることも・・・
もし怒ったり、止めたりしたら、次は怒られないような遊び、目的を持った遊びになります。
それは、大人にとって楽ですが、子供の中では感覚から知識へと移行してしまいます。
一見、意味のないような行動、ぐるぐる回ったり、ぐるぐるの絵をかいたり・・・
そこにも動きを通して、自分の存在、ココロやカラダを感じ始めます。(子供は円を描くことに意味があるようです)
でも、それを無理に止めて、言うことを聞く子が良い子と押さえつけると、大事な成長のプロセスを無くしてしまうことになります。
この時期は(大人の思う)良い子でなくていいと思います。
何かの本で読んだのですが
道ばたにあるうんちばかり見て、触っている子がいて、先生は何度か言ってもやめないので驚きましたが「汚いし、やめなさい」と止めず
見守るということをしたお蔭で、その子は便、人の身体にかかわる科学者になったとか・・・
そうです。子供は、見守ってあげることが大切。
(とはいえ、子供がうんち触ってたら私も確実に止めると思います^^;)
手を差し出すより、口を出すより「見守る」ということはとてつもなく大変なことですよね。
(ロルフィング、鍼灸などの施術においても、出産においても同じですね)
自然とともに自由な発想で遊ぶ。いっぱい歩き、動く。(体験入園では駅から30、40分あるいたとか・・・)
シュタイナー教育とは違う点もありますが、感覚を大切にする、自主性を大切にするという
共通する点もあるように思います。
何より子供はとても満足だった様子。
いいなぁと思います。
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