胃の問題
胃が痛い、胃もたれ、不快感・・・
そう、胃は問題を感じやすい場所です。
そこで胃薬!
も、ありですが、根本的な問題解決にはなっていません。
それどころか問題を見直さないと、後々大きな問題になることも…
今回は東洋医学やロルフィングの観点から胃について考えてみます。
食品による影響 胃が酸性に傾く
砂糖や乳製品、アルコール、コーヒー、果物を取り過ぎると、胃が酸性に偏りすぎてしまいます。
胃はもともと食べ物を消化するために「酸」を出すものですが
あまりに偏りすぎると当然「胃」自体を痛めてしまい問題になることも・・・
そして、胃での活動がうまくいかないと、他のさまざまな臓器に負担がかかります。
その負担が続くとどうなるかは想像できますよね。
マクロビオティックでもこういった食の指導をされています。
改善するには梅干しを
今までの食生活で、酸化してしまった胃を健康にするには、
単純な話、酸性食品を減らし、アルカリ食品を取り入れ、弱アルカリ性にするといいかもしれません。
アルカリ性の食品はいろいろありますが
やはりお勧めは「昔ながらの製法で作られた梅干し」
春になるとスーパーなどでも自分で作る方向きに青梅と大きな瓶が売られます。
この青梅は極陰性。
これは良い品質であればあるほど陰性が強いと言われています。
梅干しを作るには、アクを抜いた梅を塩漬けにします。
塩は極陽性。
つまり極陰と極陽が両極にあって引き付けあい、そこで陽性の力が与えられます。
そして梅酢があがってきたら天日干しに。
雨が降りづらい安定した時期、土用の頃に干すというのも意味があります。
3日天日干しにすることで、
朝→晩→朝→晩→朝→晩
とエネルギーの循環を体験させます。
といっても、今は天日干しで作られているものは少なく、機械的に遠赤外線で干した梅が多いそう。
そして、赤じそ。
赤じそも陽性。
そして、漬け込んでいくと秋には赤みを増した極陽性の梅干しが完成します。
こうして作られる一連のプロセスに意味があるのです。
スーパーでも梅干しは売られていますが、梅自体に農薬が大量に使われていたり、食品添加物、化学調味料のアミノ酸、化学塩を加えたり、タール系色素を使ったものも多いようです。
ですので、同じ梅干しでも、無農薬、無添加、土用干しという天日干しと「昔ながらの製法で作られた梅干し」をお勧めします。
大切なのは、陰陽、転換、気の流れ
梅干しはクエン酸が含まれています。
それが、クエン酸回路という、栄養素からエネルギーを産生する代謝経路のひとつの働きをサポートします。
ですが、大切なのは「転換」、「流れの変化」
極陰性の青梅が、極陽性の梅干しに転換しています。
その転換のパワーをとり入れるということが東洋医学では重要視されています。
また、上記の避けた方が良い食品は、気を上にあげるものが多いです。
でも、食べ物は、口で食べ、内臓で消化し、便として、下への方向性を持っています。
つまり、下に向かうエネルギー、梅干しは流れを変えるというわけです。
車酔い、船酔いにも
乗り物酔いは、目と感覚が一致しないことで起こるのですが、子どもも含め陰性に偏っている人は酔いやすいので
梅干しを食べると酔いにくいとも言われています。
うちの子もバス遠足の時は、梅を持っていっています。
頭痛の時にこめかみに梅干しを貼るということも聞いたことがあります。
試したことはありませんが、頭痛の種類、原因次第では、効果があるのかもしれませんね。
食品のエネルギーを用いたお灸などもありますから…
ストレス反応による胃の問題
胃は、食品だけではなく
心理的な影響、ストレス反応で影響を受けます。
ここでは簡単に書きますが、ストレスを受けると下垂体、視床下部の反応から
ホルモンが出て、内臓に対して抑制をかけたり、促進させたりさせます。
ホリスティックヒーリングで、キネシオロジーチェックすると下垂体、視床下部の反応が出ることが多いです。
(エネルギー的には、視床下部は、宇宙エネルギーの変圧器の役割を果たしながら各機関へエネルギーの流れを制御、監視しています。)
そこで便秘になったり、下痢になったり…それで便秘薬、下痢止め薬、わけがわからなくなります。
その症状にも、意味があるということ、心理的な影響から胃腸に問題がでるということです。
「実はこんな想いがあるのだけれど…」「こんなことがしたいのだけれど…」と消化できていない想いはありませんか?
今すぐ、誰もができる胃の対策=噛む
基本的な「噛む」ということ。
これも、陰陽、転換に関わっていますし、胃に入るまでの消化をサポートすることに繋がります。
良くなるためにあれこれ外に求めがちですが、そもそも基本的な「噛む」が出来ていない人も多いようです。
仕事、家事、育児に、時間を追われ、ゆっくり時間をかけて食事なんてなかなかできないですよね。
でも、健康あってのことですから、
まずは、家族みんなで食べ物がドロドロになるまで「噛む」ことから始めるのもお勧めです。
ロルフィング、鍼灸からみると・・・
・足のグラウンディングによるエネルギーの方向性
・内臓の自動的な動き、他の臓器との連動性
・呼吸による内臓の動きを活性、自律神経のバランス調整
・過去の怪我、事故、手術による影響
・神経系の伝達異常
などが考えられます。他にも
・チカラの流れが、全身を抜けていけるように全身が絶え間なく水のように動いているといいのかなと思います。
・歩き方、足指、足関節の動き、足の方向性によっては胃の経絡が流れる前脛骨筋周囲がうまく使えていない人もいます。
前脛骨筋は胃の経絡が走行しています。足三里というツボが有名ですね。
場合により、足の動きから、胃の問題が起こることもあります。
さらに、電磁波、ジオパシックストレス、ウイルス細菌など微生物の問題・・・
そういったことも含め、全身の影響があっての「胃」
だから、「胃」という部分だけをみて、胃の検査、胃の症状に対する胃薬、漢方は一時的な問題を改善するには期待できますが、根本的な問題改善にはなりえないのかも・・・
症状があれば、食、お手当、生活、生き方も含め、見直してみる。それらは、自分でしかできないことですよね。
hinataではその方向性をみつけるきっかけ、サポートをさせて頂いています。
梅しょう番茶でお手当
梅しょう番茶は、簡単にできるので
お腹、身体が疲れているな~という時はお勧めです。
カップに、良い梅干しを一つ、醤油を少し、すりおろし生姜、三年番茶をそそぎ
梅しょう番茶ができあがり。量は適当です^^簡単ですね。
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