胃との対話

内臓 ブラックボックス ホリスティックヒーリング

以前にも「胃の問題を改善する方法」として、胃について記事にしたことがありました。

胃の問題を改善する方法
胃の問題胃が痛い、胃もたれ、不快感・・・そう、胃は問題を感じやすい場所です。そこで胃薬!も、ありですが、根本的な問題解決にはなっていません。それどころか問題を見直さないと、後々大きな問題になることも…今回は東洋医学やロルフィングの観点から胃...

 

鍼灸、ロルフィング、ヒーリングも流れを変える変化のきっかけとしてとても大切です。

でも、いくら他者が働きかけたとしても、日々の生活習慣、思考、食の影響が大きいので根本的な見直しが大切です。

 

そこで、今回はこの前の記事と違った角度で、胃との対話というご提案です。

 

食べたモノはどうなる?

 

口に運んだ食べ物は、最終的におしっこ、うんちになりトイレで流す。

 

頭の中では、口から食道、胃、十二指腸、小腸、大腸へと頭でわかっていても、そんなに感覚もないから、

 

くち▶???ブラックボックス???▶排泄

 

内臓 ブラックボックス

という状態ではないでしょうか?

 

「あ、今ここに、朝食べたモノが移動した」と感じている方はほとんどいないですよね。

 

胃の声を聞いてますか?

 

最近お腹が空いて、ぐ~っと鳴ることがありますか?

 

この現象は、胃の中身が空っぽになった時に起こるのです。

 

食べたものが消化され、出口を開け、無事に次の十二指腸へ行きましたよ~というチャイムのようなもの。

そのチャイムが鳴ってから、新しい食事をするのはOKですが、

チャイムが鳴らないまま食べると、どうなるのでしょうか?

 

 

 

まだ、胃に前の食事が残っているままの状態で、胃の入り口が開くので、出口は閉まります。

 

あれれ?

 

こうなると前の食事が残ったまま、新しい食事が入ってきて、ぐちゃっと混ざってしまいます。

こういう状態が何度も起こると、何やら胃が重たくなってきます。

すると当然、重みで下がってきます。

 

 

場合により、大腸、小腸、女性の場合は子宮の方まで圧迫してしまったり(胃下垂、胃拡張)、入口出口がおかしくなったりします(逆流性食道炎)、疲れて硬くなることも・・・

 

 

解剖学の本にのっている内臓は、その形を常に維持しているわけではなく大きくなったり小さくなったり、びょ~んと伸びて場所を移動するのです。

 

これは、何やら大変そうですね。

 

触ってみると・・・

 

胃は、みぞおちのあたり、上記のように場所はそれぞれ違いますが

 

↓外から触れることができます。

胃

優しく触れてみましょう。

 

小さい、大きい、上にあるな、思ったより下にあるな、痛い、固い、柔らかい、冷たい、熱い・・・

 

それからどんな感じ?とさらに耳を傾けてください。

 

「空っぽでお腹が空いているよ」

「しんどいで!もっとよく噛んで食べて~や」

「ストレスでキリキリ、自分に優しくしてよ、ゆっくり休ませてよ~」

 

胃の声がなんとなく聞こえてきましたか?

 

どうすればいいの?

 

胃はわりといろんなメッセージを出してくれます。

 

心理的なストレスがかかると、胃も「痛い!不快感!むかつく!」とすぐ反応してくれますね。

 

そのメッセージに合わせて、生活習慣、思考、ストレス、食事もコントロール。

 

とはいえ、なかなか難しい。

 

食事一つにしても、仕事、学校だと、食べる時間は決まっているし、他の人、家族に合わせないといけないし、お腹が空いてからとか自分の感覚に合わせて食事はできないよ~。

 

お腹がぐ~っと鳴るのは恥ずかしい(><)

 

そんな時、間食はできるだけ、胃、消化に負担が少ないものがいいと思います。

スープや甘酒(砂糖が一番に入っていないもので)や最近はゼリーなんかもお勧め。

それならばスーッと胃に入り、出口がふさがることもなく、消化が進むそうです。

一方、精製された小麦、米、乳製品、油、肉など、パン、ラーメン、パスタなど、酸性のものを酸性の消化酵素で分解するのは大変。(よく噛んで唾液をたくさん出せばアルカリ度が高くなり、中和作用が働きます。)
ガツンとラーメン、チャーハンセットなんか美味しいのですけどね。

小麦

消化の悪い食事をあまり噛まずに食べると、胃酸をどば~っと出して、胃は頑張ります。

 

それで胃自身がやられて、むかついたり、痛くなったり・・・胃酸過多に消化不良となり、ぐで~~という状態になります。

 

胃の不調は胃だけでなく、全身の栄養状態、心理にも影響を与えます。

 

東洋医学的に口周囲を観察してみる

 

東洋医学でもまずは胃!「病は胃から」です。

 

唇、舌で内臓の状態をチェックすることもできます。

 

見かたはそれぞれあるのですが、簡単な望診法として

 

①口のまわり:口角の切れ、口の周りの吹き出物
②唇:ガサガサ、色(白っぽい、赤っぽい)
③口腔内:口内炎、臭い、乾燥、べたべた、唾液量
④舌:形、動き、色、大きさ、苔の感じ

 

どんな感じでしょうか?

 

特に胃は、上の唇、舌は中央の影響が出やすいといわれています。そこに上記の反応があると胃の問題かも!?

 

唇、口周囲、口内炎などは内臓の反応。

 

薬を塗ったりしてなんとかするのではなく内臓、食事、生活習慣、想いを見直す必要があります。

 

脾胃は、エネルギーを取り入れる大切な場所。

 

「胃のツボ 足三里なんかを刺激しまくるといいのでは?」これもありですが、やはり大切なのはバランス、時に、別の経絡のトラブルになり得ることもあるので注意が必要です。

 

ストレスで胃がダメージ!でも、胃からストレスを変える!

 

無意識、意識さまざまな心理、ストレスの問題から、自律神経トラブル→胃の問題というパターンは最近非常に多いです。

 

その心理、ストレスの問題をどうにかしようとしても、なかなか変えることができない。

 

でも、胃と対話し、胃をいたわることは、イキイキと健康に繋がり、心理、ストレスの反応にも良い影響がでるのです。

 

口周囲の観察と胃との深い対話で、もう騙されない!

 

胃との対話は素晴らしい。

 

でも、時にうその声を出してくることがあります!

 

胃が荒れて炎症が起こると、胃熱を持ち、食欲不振になるどころか、逆に食欲亢進することもあります。胃が悪くてぐるぐる鳴ることも・・・

 

それに騙されて食べてしまうと、さらに熱を持ち、負のループは続いていきます。

 

そして、いつか「ぎゃ~~~」という状態に・・・

 

だから胃との対話+口周囲の観察から、本当のカラダからの声を知った上で行動しましょうね。

 

そうするとブラックボックスにならず、胃、内臓の声も聞いたうえで行動できるようになるのではないでしょうか。

 

・年末年始、今年は新型コロナウイルスだし自宅で好きなものを食べまくる!もありですが、胃も時々、休暇を与えてくださいね。結構正月明けに断食をしている方も多いみたいですよ。

・胃の仕事を減らす。よく噛む。

・寝る3、4時間前には、食事をしない

・間食したくなったら、胃の出口をしめない負担の少ないものを

・チャーハンラーメンセット、パスタセットは、お腹がぐ~っとなった時によく噛んで。

・心理、ストレスも、胃から変えてみる

 

という感じで、今回はゆる~いバージョンで胃のことを書いてみました。

 

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