「木育(もくいく)」健康のための健康な住まいを

十津川 ホリスティックヒーリング

自然から離れた生活

日本の住まいは、戦後復興していくのに早く、安く、きれいにということを考えて次々建てられていきました。

そして、地震大国ということもあり、より強く合板や金属、コンクリートを使い住まいを作っています。

それら建材、断熱材、ビニールクロス、接着剤…には、化学物質が物質が含まれていて、多かれ少なかれ人体にも影響しているのです。

というのも、日本で建材の規制されている化学物質はわずか。一方EUでの規制は69種類以上もあるそうですよ。

 

長時間いる家、学校、職場はいかがでしょうか?

心地よい環境といえますか?

時代は進み

時代は進み、国はシックハウスの原因物質であるホルムアルデヒドの分量の基準を決めました。

そして、「f☆☆☆☆」を満たしていれば「健康住宅」と表示できるようになりました。

ですが、他のたくさんの化学物質はどうなったのでしょうか???

 

糖分0といいつつ、人工甘味料、香料…さまざま使われているのとなんだか似ていますね。

一つ一つは基準値以下だとしても、それがたくさんだとどうなるのでしょうか。

 

また、日本の気候によって、ヒートショックで亡くなる方も多く、高気密高断熱が進みました。

ですが、それでは、シックハウス、化学物質の影響が出るため、建築基準法を改正し、換気設備が義務化され機械で換気をしなくてはいけないような時代になってきました。

これは「健康住宅」といえるのでしょうか?

一日の呼吸量、呼吸数

人が一日に吸う空気の量はどれくらいでしょう?

 

なんと約14,400リットル

私たちは一日に約28800回呼吸をするそうです。

当然、建材等から発生する化学物質の影響で、シックハウス症候群として鼻水、のど、吐き気、頭痛、目の異常…さまざまな健康被害が出ている方がおられます。(実際に、化学物質過敏症で苦しまれている方が多くおられます。私は大丈夫、症状がないという方も目に見えない影響は必ず受けているのです。)

hinataでもロルフィングを行うときに、筋反射で身体の状態をチェックをすることもあるのですが、シックハウスの化学物質の影響や日当たりの悪い家でカビの影響が出ている方もおられました。

自然素材で作られた学校

木でつくられた学校と、そうでない学校では、

欠席の人数やインフルエンザにかかる児童の割合が違うそうですよ。

ある実験では、生徒の机を、鉄製から木製に替えるだけで、同じように変わるそうです。

考えられることは、

調湿効果で、菌の抑制ができた
木の温かさ
香りなどからストレス緩和

 

奈良県十津川村の小学校では、こんな素敵な学校だそうです。

十津川

(十津川式林業第6次産業化ホームページより)

ステキすぎる!!

私は、この写真を見るだけで呼吸が深くなりました。

奈良県のある別の幼稚園も、幼児の頃にこそ”本物”に触れて・見て・感じる教育をということで
鰹と昆布でだしをとる給食、園庭の芝生、演奏の楽器、本物の木を使った園とのことです。

知育、徳育、体育、食育・・・

「本物」の木で作られた学校、そこで6年の長い時間を過ごすことが「木育」としてさまざまなことを感じ学べると思います。。

(ちなみにうちの子たちは、普通の学校です^^;だからこそ本物の家にこだわりました)

環境とココロとカラダ

素晴らしい環境にいると、楽しさ、心地よさを感じ

好ましくない環境にいると、イライラ、不安が募り、感情がコントロールできなくなります。

つまり、環境と、心身は密接に繋がっているのです。

風水をとり入れた建物がありますが、占いではなく、風・水・気の流れを考えたもの。

世間には奇抜なデザインの設計も多いですが、

何千年経っても「人間のデザイン」が変わらないように、「建物のデザイン」もある程度のルールがあるように思っています。

張り欠けが多い家、中抜け、鋭利な形状、平面の屋根、コンクリート、モノが多い片づいていない家など注意が必要です。建築士でもないのでやめておきますが・・・

 

玄関の内外を片付けていないとどういうことになるでしょう?

玄関をあなたの口と想像してください。

汚れたマスクを何枚も重ねていたらどうでしょう?病気になりますよね。

うちも寒さ、カビで症状が…

私たちが以前住んでいた家は標高が高めのところにありました。

景色はよく、夏場は風も通るのでエアコンいらずでしたが、冬場が寒い!!

古い家だったということもありますが

ガスファンヒーターをつけると、外との温度差で結露が、そして壁のすみなどにカビが!?

なんとかするために、窓に断熱シートを貼ったり、カビ取りをして壁、天井まで漆喰塗りをしたり。

それでも、見えないカビか寒さのせいか子ども達は朝起きるとすごい勢いで鼻をかみます。

そして、息子のアトピー性皮膚炎、アレルギー、娘の鼻炎。

また、身近にヒートショックが原因で、亡くなった人もいます。

一生懸命働いて手にした住まいで老後ゆっくりという時に・・・

そういったいろいろな想いもあり、健康的な家づくりをはじめました。

これからは健康素材だけでなく季節を考えた家を

室内の漆喰、地産地消で奈良の杉や檜の自然素材だけでなく、外壁から内部、断熱材まで自然素材にこだわりました。

さらに季節による風の流れ、日当たりなどさまざまな工夫をし、窓の位置、高さを調整しました。

 

私のこれまでの考えでは、

暑ければ、全体的に窓を開ける→それでだめなら扇風機→エアコンという考え方でした。

ですが、空気の流れを考えた家だと、例えば夏場は熱を抜くための窓と北側の涼しい風を入れられる窓だけを開けて、他の窓を閉めておくほうが涼しい、風の流れを感じ、感動しました。

これは、東洋医学と一緒!!!

東洋医学の鍼灸のように、悪い場所、問題の場所にたくさん鍼やお灸をする人もいますが、カラダの状態をみて、必要なところ1、2カ所鍼灸をする方が、中の気血水が巡り出し、受け手の人の負担もなく、自然とカラダが調整されていきます。

さらに、家づくりには磁場を安定させる埋炭なども行い「入るだけで癒される家」を作りました。

ホリスティックヒーリングをしている以上、単なる骨、筋肉だけの話でなく、生活も実践し提案していけるように実行しました。

もちろん自然素材の大変さもありますが…

自然のものは、傷ができたり、時と共に歴史を刻むように劣化していきますしメンテナンスもそれなりに必要です。人と一緒ですね^^:

これから家の購入やリフォームを考えられている方、ロルフィング®いこまでは自宅の一室で行っておりますので、興味のある方はセッションをお受け頂くとき何かの参考にして頂ければと思います。

自然素材の家

マンションでも、できる対策を

大阪上本町のhinataもコンクリートで作られたマンションの一室です。

もちろんビニールクロスも使用しています。高層階なので窓を開けると風の通りは良いのでカビなどの心配はあまりないですが、上記のようにクライアントさんでカビの影響が出ていた方は、マンションの1階で日当たり、風通しが悪く、匂いが気になっていたとのこと。

 

壁紙を外すと、カビがぎっしり。換気設備をつけたり漆喰塗り、竹炭なども用意したりで対応されたそうです(賃貸の場合は、部屋のリフォームは難しい問題もありますが・・・できることはあります。)

hinataでも、小まめな換気、空気清浄機、浄化(アロマやセージ)をしたり、竹炭を置いたり、できるだけリラックスできる環境作りをしています。

また、これまで床にはコルクマットを敷いていましたが、最近、檜の無垢床を一部に敷きました。

これまでも心地よい環境と声を頂くことも多かったですが「さらにエネルギーが良くなった!」と言ってくださる方もおられています。是非、体感してみてください。

大阪上本町ひなた

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