ギックリ腰のような突然の痛み
「背中がつったような感じになって…ギックリ腰みたいに立っても歩いても痛みがある」
とロルフィングセッション中のママさんから連絡がありました。
その痛みが出た経緯を伺うと、朝、子どもを抱っこしようとしたときに急になったとのこと。
予約日を早めて、状態をみることになりました。
痛みの原因は!?
ロルフィング中は、身体の姿勢や動き、感覚的なバランスが変わっていくので、普段感じないような違和感などが出ることがあります。
「もしやロルフィングが原因では?」と思いながら身体の状態をチェック。
肝の反応、水分バランス、内臓の硬さ、自律神経…
「痛める前にお酒飲みましたか?」と尋ねると、前日に結構飲んでしまったそう。
続いて、
「そのままコタツで寝ました?」
コタツでは寝ていないけれど、電気の敷布団で寝たそう。
本当の原因は・・・
抱っこした時のギクッではなく、お酒を飲んで電気の敷布団での脱水。
たぶんうまく寝がえりもできず一部の筋、筋膜、組織が乾燥。
内臓の冷え、硬さからくる腰とのバランスの崩れなど・・・
そこでふいに子どもを抱っこしようと腰をかがめ、ねじり、力を入れたものだから、ギクッ!
身体は危ない…ということでガチッと緊張。
動けない、フリーズして身体を守っている状態に。
つまりこのギクッ動けないのは必要な身体の反応。
ここで無理矢理、痛みのある場所にマッサージや筋膜リリースをしたり、骨盤矯正など刺激を与えるのは危険です。
みずみずしい新鮮なお肉と、ビーフジャーキーみたいな違いというイメージでしょうか。
原因を理解したうえでうまく水分を呼び込めるような手技ができれば別ですが・・・
東洋医学的にツボ刺激で、水分のバランスを取り、肝気のバランスを取り、
そこから四肢の動きから関節的に身体のバランスをみつけていき、落ち着かれました。
対策として・・・
お酒を飲むのがNGではありません。
子育てやお仕事は大変。
子どもが寝た後、お仕事の後に、お酒を楽しむのもOK。
でも、飲んだ時は、アルコールで脱水が進みます。
アルコールはほどほどに、その後はしっかり水を十分取って、布団は電気毛布を使う時は寝るまでに温めて寝る前に消す、弱めにつける。または、加湿しながら、間接的にエアコンで温めるなどしましょう。
お酒を飲んだ時、量にもよるかもしれませんがバタンと寝返りさえうたないまま一部分を圧迫したり、温めるとさらに乾燥が進むというわけです。
冬場には、こういったギックリ腰、寝違えなども多いので注意ですよ~
最後に・・・
hinataは、治療を行なっておりません。
痛みや違和感、症状は、カラダからの大切なメッセージ。
それらを無理やりなかったことにするのではなく、そうなった意味を知り、
心身のバランスを整え、動き・感覚・生活を見直し、より生きやすくする本質的なサポートを行なっています。
もし人任せではなく自分と向き合ってみたいという方は、お気軽にお問合せください。
あなたの5年先、10年先がきっと変わっていくと思います。
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