ご予約頂いていた皆さま、急なキャンセル申し訳ありませんでした。
(予約いただいた皆さまに連絡がつき、年末来年に変更して頂きました。ありがとうございます)
祖父が亡くなりました
先週、86歳の祖父が亡くなり、葬儀でお休みさせて頂きました。
妻側の祖父でしたが、私、子供共々とても良くしてくれていました。
戦時中のこと、昔の大阪のこと・・・二人で長い時間話したこともありました。
とても強く、元気な方でしたが、脳梗塞で倒れ病室に行った時は、
麻痺、動けない、しゃべれない状態でした。
それでも、何かを伝えようと力が入り険しい表情でした。
鍼灸師で触れられた幸せ
このような「病院での光景」は以前も見ました。
自分の祖父母の時です。
その時は、病気になり亡くなる前まで、私は鍼灸師としてカラダに触れることができました。
まだまだ勉強中の頃でしたが、「ありがとう、ありがとう」と喜んでくれていました。
自分がそんな仕事をしていなかったら、きっと触れ合うことができなかったと思います。
家族の支えもあり、宣告された余命から2、3年長く生き、ひ孫にも会え・・・とてもよかったなと思っています。
ヒーリングを学ばれた方からもそのようなお話を聞いたことがあります。

最期の満面の笑み
そうやって家族、周りの人を・・・という思いでこの世界に入ってきたものの、
これまで目の前にいるおじいちゃんには、何もしてあげることができなかったなと後悔しました。
脈は完全に乱れて、かすかな意識もとぎれとぎれ・・・
そんなおじいちゃんにも最期の時を、少しでも楽に・・・という思いで身体に触れさせてもらいました。
するとこわばった表情や身体から力が抜け、優しい表情になりました。
妻も(機器をはずすからと着けられていた)手袋をあけて直接手を握りました。
そして、うちの子供たちが「ツンツン~」とおじいちゃんの頭を触ると
「ニコ~」っと目を合わせ満面の笑みを浮かべました。
その後私たちは病院を後にしましたが、それからは意識が戻ることなく1日後に亡くなったそうです。
そして、今日、クリスマスの日に皆に見送られていきました。
子供たちもしっかり「死」を感じられたのではないかと思います。
私も、生死、終末医療のこと、心身のこと・・・いろいろなことを感じました。
おじいちゃんからの最期のプレゼントを大切に、日々を大切に・・・
そして、私の手を通して多くの方に・・・
精一杯できることをしていきたいと思います。
世間では亡くなることをご不幸といいますが、決してそのようなことはなく
お役目を終えた幸せなことだと思います。
だから、旅立ちのような、明るい気持ちで見送れました。
私たち家族にとってはステキなクリスマスでした。
皆さんはステキな時を過ごせましたか?
Merry Christmas
コメント
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同じく祖父母を亡くし、同じような心境、状況を体感致しました。私は手を握る事くらいしか出来なかったですが。。。
現在はたった一人、残った父方の祖母を大切に毎日を過ごして行きたいと思います。
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>さちよさん
そうだね。おじいちゃん、おばあちゃん、両親、兄弟、友人、パートナー・・・
日々過ごしていると「存在すること」が当然になって、大切さを忘れてしまいがちだけど
この世に、この時に、存在するってことは奇跡的なことなのかもしれないね。
だからこそ、毎日を大切に・・・だね。
ありがとう