「甦れ生命の力~小児科医 真弓定夫~」の上映会に行ってきました

真弓定夫 自然育児

少し前に「甦れ生命の力~小児科医 真弓定夫~」の上映会に行ってきました。

うちには小さい子達がいるので、映画を見るなんてほんと久しぶりです。

真弓定夫

小児科医 真弓定夫先生

自然療法をされている方は、真弓定夫先生のことはご存知かと思います。

うちの子ども達は、予防接種は受けておらず、薬もほとんどのみません、牛乳は飲んでいません。

お乳は血液と同じという思いから、人がわざわざ牛の血を飲まなくていいかなと…(たまの嗜好品としてチーズをとるとかはいいと思います。)

 

それを実行するのに、真弓定夫先生の本は随分助けになりました。

ですが、どのような方かはあまり知りませんでした。

このドキュメンタリー映画では、先生の考え、生き方。

またそれらに感銘を受け

実践している母、保育園、助産師、歯科医師の方々の想いに触れることができるものでした。

「薬・予防接種なし、白砂糖とらない、牛乳飲まない」の話

真弓定夫先生といえば、検索でもでてくるように、できるだけ薬、注射はしない、白砂糖は摂らない、牛乳は飲まないように…

そういう話だけがフォーカスされて肯定派、否定派、賛否両論、なんだかあれこれ難しいことになっています。

でも、先生は、必要な場合は院外の処方箋をかいていたそうですし、医療も薬も否定されているわけではありません。

「安易に薬や注射に頼らないように」
「ただ薬は治療でない」
「食べものなどを正しくし体を良くしたら病院にいかないで良くなる」

ということを繰りかえされていました。

 

最近でこそ、注射、薬、検査・・・現代の西洋医療に対し疑問を持つ声が増えてきたり、自然療法が注目されたりしています

昔は、傷は消毒しなきゃ…

今は、湿潤療法も一般的になり、できるだけ消毒はしない。

と、180度考え方がかわっていますしね。

数年前は、子どもに「予防接種をしない、していない」とブログや口に出すことも怖いことでした。

驚かれ、お叱りの声を頂いたり、検診の時は医師に怒られたり、親にも心配をかけたり、周りからしたら変わった家族だったのだと思います(笑)

時代の流れと共に予防接種の問題が報告されることもあり、ワクチン内容や制度自体が変わったり、インターネット・SNSでより本当の声が拡がったこと等、そういったことにより理解のある方、医師も増えてきたように思います(体質や環境により予防接種、薬も必要だと思います)

「人」「生き方」

でも、「予防接種、薬、牛乳」そうしたことは枝葉のことで、

本当に先生が伝えたいことは「人」「生き方」ということ。

人は、自然の中で生きる一つの動物ということを忘れています。

重力にも年齢にも必死で逆らって生きている。

自然に生きて、自然に老いて、自然に還っていく・・・

それを口先だけでなく、自ら実践されています。

私も勝手な想像で、すごい病院の先生!!と思っていましたが

先生は、小さな小さな診療所で、自宅も小さな部屋が2つある賃貸。

エアコンもなし、電気も暗めで、

持たない暮らし、何も残さないを実践されていました。

本物に触れると感動する

このドキュメンタリー映画をみていて

涙が出てきました。

「自然」という言葉は、一見きれいで美しいものですが、

手を加えない、何もしない、見守るというのは実はとても大変で難しいことです。

hinataのブログでもアクセスの多い森のようちえんでの子どもへの取り組みや、吉村医院での自然なお産などとも同じです。

 

それを自ら実践されている「本物」でした。

そして、

先生は自らが臨死体験をしたことから死生観についても語られていました。

「死は、ない。全ては繋がっている」

「死にたくもない」し「死にたくないということもない」

ただただ、ありのまま、ということ。

この時に受けた感覚は吉村正先生にお会いした時に感じたものと似ているなと思っていたら

やはりこの映画にも登場されていました。

共に講演会もされたこともあるそう。驚きでした。

お二人とも現在は現役を引退されていますが、やはり「本物」は残るのです。

意思は引き継がれ、こうして映画になったのですから。

すべての力は、あなたの中にある

食べ物も、医療も、生き方も自己責任。

私は鍼灸師であり、ロルフィングという身体教育をしています。

中には「ここが痛い」、「こんな症状がある」と来られます。

でも、「私は治療はしません」

「身体のバランスを見直し、感覚、思考、生活を見直すことで症状がなくなる可能性もありますよ」とお伝えします。

 

痛みや症状も、多くの場合、自ら作ったもの、大切なメッセージ。

誰かに治してもらうのではなく、治す力は自分の中にある。

それを最大限にサポートするだけ。

痛みや症状がある時は、自分と向き合い生き方を変えるチャンスなんです!

 

それを他人が奪う権利はないですよね。

自分を大切にすることをセッションを通して感じてもらえたらと思っています。

この映画の副題にもある「すべての力はあなたの中にある」のです。

終わりに

こういった話は、難しい、重たい話になることもありますが、

先生がおっしゃっていた

「人として楽しむ」

がやはり大切。

どんな食も、どんなことも楽しくです。

先生も大好きな「お酒の話」をされている時の笑顔が、ステキでした。

そう、お酒も楽しまれているんですよ。

私も一時に比べ、緩くときどきお酒も飲むし、お菓子も食べます。

 

皆さんも映画を実際に見て頂いて

自分が何を感じ、楽しみながら自分で何ができるか、何をやめられるかを見つけてもらえたらと思います。

自分をもっともっと大切に、そして楽しく、生き、自然に還れるようにですね。

子どもたちにも伝えていきたいと思います。

今回は託児お願いしましたが、また機会があれば今度は子ども達と一緒に見られたらと思います。

その後、真弓先生の考えに影響を受け、歯科治療をされている梅津先生のお話も楽しかった。

真弓先生は歯を磨いたことがなく歯医者に行ったことなく、83歳で歯が20本以上あり、虫歯なし。

その裏話なんかも聞けてよかったです。

公開情報はこちらからハートオブミラクル

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