「アレルギーとは」アレルギー・アトピーの自然療法②

アレルギー・アトピー └ アトピー、アレルギー

アレルギー(Allergy)とは

簡単にいえば

敵に対して排除するのが正常な免疫。

敵でないものに反応するのものがアレルギー。

 

アレルギーはギリシャ語から派生した言葉で「変化した反応性」という意味です。

現在の日本は、環境が変わり、空気(大気汚染)、水(水質汚染、海洋汚染)、花粉、食品(農薬、化学肥料、保存料、添加物)、薬、化学物質(洗剤、シャンプー)、菌、ウイルス・・・さまざまなものを取り込みます。

そうした影響を受けた結果、例えそれ自体が無害なものでも防御反応が起こるのかもしれません。

今ではアレルギーの種類も増え、米や麦のアレルギーという方も増えているそうです。

生理学的な反応として、即時型、遅延型があり

花粉症など即時型の場合、アレルゲン(抗原)が侵入すると
「抗原提示細胞のマクロファージや樹状細胞が抗原を捕まえます」

「その抗原が異物として判断されるとヘルパーT細胞(Th2)が量産されます。Th1とのバランスが崩れる」

「ヘルパーT細胞が分泌するインターロイキンという物質がB細胞に伝わると、B細胞は抗原に対する免疫グロブリン(IgE)を多量に作ります」

「IgE抗体が目や鼻に多く存在するマスト細胞に付着すると、マスト細胞がどんどん肥大化し、新たに侵入してきた抗原とも次々と反応し、ヒスタミンやロイコトリエンといった化学伝達物質を放出」
ヒスタミンはCMなどで耳にすることが増えてきたと思います。これらの刺激により症状がでるわけです。

アトピー性皮膚炎は、皮膚から体内に侵入した異物への免疫が働きすぎるなどして皮膚のかゆみが慢性的に続くアレルギーです。その際、異物を認識した免疫細胞から、かゆみの原因物質「IL31」が大量に放出されることが知られています。

2017年に九州大学で、IL31の放出量に関わる正常なマウスにはないタンパク質「EPAS1」が存在することが発見され、その増減でIL31の放出量も増減することがわかった。これによりかゆみコントロールできるのでは?とさらに研究開発は進んでいるそう。

制御性樹状細胞についても研究されています。

以前は、原因が不明といわれていものが随分わかるようになってきたということです。

アレルギー・アトピー

難しいことはさておき、

症状が現れる「皮膚だけの問題ではない」ということ。

そして、良かれと異常に働いているシステムをどうすれば、正常な反応へと変化できるのでしょう。

(タイトルには自然療法と書きましたが、自然の食・植物などの影響を受けてと症状が出るので矛盾がありますし、一般に「免疫をあげて自然治癒力を!」というのも免疫の暴走で症状が出ているのだから、他の疾患と随分異なるわけです。ここでの自然療法で向かう方向性は、症状を抑える西洋医学的な薬に頼らず炎症を抑え、免疫の誤作動をいかに正常化、修復するかということでです。)

「息子・家族のこと」アレルギー・アトピーの自然療法③

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